公務員を辞めてワーホリへ|4年間働いた僕が退職・海外生活・帰国後を振り返る
「公務員を辞めてワーホリに行きたい」
そう思っても、安定した仕事を本当に手放していいのか、不安になる人も多いのではないでしょうか。
僕自身、社会福祉士として公務員になり、児童自立支援施設で3年、児童相談所で1年働きました。
公務員として4年間働く中で、仕事の大変さを感じることもありましたが、それ以上に「このまま公務員を続けて人生を終えていいのだろうか」と考えるようになりました。
もともと海外に興味があり、社会人になってからワーキングホリデーという制度を知ったことも、退職を考えるきっかけの一つでした。
一方で、退職を決めるのは怖かったです。
「安定した公務員を辞めて本当に大丈夫なのか」
「海外でうまく生活できるのか」
「帰国したら、今より条件のいい仕事には就けないかもしれない」
「周りと違う選択をしてしまっていいのだろうか」
そんな不安もありました。
それでも僕は公務員を退職し、2025年にオーストラリアへワーキングホリデーに行きました。
実際に海外で生活してみると、言葉や文化の違いに戸惑うこともありましたが、語学学校に通ったり、ホテルで働いたり、旅行をしたり、さまざまな人と出会ったりする中で、公務員のままでは経験できなかったことをたくさん経験しました。
そして2026年に日本へ帰国。
日本に帰ってこられた嬉しさがある一方で、
今度は将来への不安も出てきました。
現在は登録日本語教員を目指して勉強しながら、英会話教室でも働いています。
公務員時代と比べれば収入は下がりました。それでも、以前より格段に働きやすくなり、仕事や人生に対する自分の価値観も少しずつ変わってきました。
この記事では、4年間公務員として働いた僕が、
- なぜ公務員を辞めようと思ったのか
- 退職前にどんな不安があったのか
- なぜワーホリを選んだのか
- オーストラリアで実際にどんな生活をしたのか
- 帰国後はどうなったのか
- 公務員を辞めたことを今どう考えているのか
これらについて、僕自身の経験をもとに振り返ります。
公務員を辞めてワーホリに行くか迷っている方や、安定した仕事を離れて新しいことに挑戦するか悩んでいる方にとって、一つの体験談として参考になれば嬉しいです。
公務員だった僕がワーホリを考えるようになった理由
もともと海外で暮らすことに興味があった
私は好奇心が強い方で、もともと海外には興味を持っていました。
海外って何だかカッコいい、日本人以外の人と交流してみたいと思い、大学時代には留学生と遊んだこともありました。
ですが、将来は福祉の仕事をするつもりだったので、留学などの国際交流は自分に関係のない話だと思い込んでいました。
そのまま公務員になり福祉職として働いていたのですが、ある日ワーホリのニュースを目にしました。
退職してワーホリに行く人が増えている、国や仕事によっては日本よりも稼げる、海外ならではの貴重な経験ができる、ワーホリは30歳までといった内容のニュースです。
この時初めてワーホリの制度を知った私は、
ワクワクが止まりませんでした。
憧れていた海外生活を経験できるうえに、
今より稼げるかもしれないと思い、
心が揺れ始めたのです。
「このまま公務員を続けていいのか」と考えるようになった
ワーホリのニュースを見てから、公務員を続けることを迷うようになりました。
仕事自体はやりがいがあるのですが、ずっと続けることはあまり想像できていなかったのです。
特に児童相談所の仕事は精神的負担も大きく、体調を崩すこともありました。
職場のサポートも手厚かったので、仕事を続けていくことは可能だったと思います。
それでも、大変な仕事だからこそ、一度きりの人生をこのまま過ごしていいのかと、より強く考えるようになりました。
今ワーホリに行かないと二度とチャンスはない、一生後悔するかもしれないと思ったのです。
安定の公務員をとるのか、
新しい世界に飛び込んでいくのか。
人生で最も自分と向き合った時間でした。
公務員では新しい挑戦がしにくいと感じていた
新しい挑戦がしにくいと感じたことも、
公務員を辞めたきっかけの一つです。
ワーホリに限らず、好奇心の強い私は色々なことに興味がありました。
副業や留学にも興味を持ち、挑戦してみたかったのですが、当時の僕にとって公務員という立場にはさまざまな制限がありました。
特に副業など、一般の会社員とは違って自由にできないことも多く、「新しいことに挑戦したいのに、今の環境では難しい」と感じることがありました。
公務員を辞めれば、やりたかったことに挑戦できる。海外生活も挑戦できる。
その考えが、私の背中を押してくれたのです。
公務員を辞める前に不安だったこと
安定した公務員を本当に辞めていいのか
安定した公務員を辞めていいのか、
これは最後までずっと悩んでいました。
安定した給与、社会的信用、充実した手当、解雇リスクの回避、年金など、魅力はたくさんあります。
必死に勉強して公務員になったのに、辞めるのはもったいないという気持ちもありました。
辞めることを家族に話したときは、「辞めてどうするのか」「ワーホリとは何なのか」「海外は危なくないのか」「怖くないのか」と、色々なことを聞かれました。
それでも最終的には、家族は全部自分の好きにさせてくれました。
上司に退職を伝えてからは、「本当に大丈夫か」と自分自身、不安でいっぱいになっていました。
退職日を迎えるまで、「本当に辞めていいのか」と何度も考えました。
海外でちゃんと生活できるのか
海外でちゃんと生活できるのかという不安もありました。
日本語の通じない環境で会話ができるのか、
海外で仕事を見つけられるのか、
そもそも生活が成り立つのか。
銀行口座開設、税金の手続き、家や仕事探しなど、大変なことが多いという投稿もよく目にしました。
当時の私は中学レベルの文法を少し覚えていたくらいで、海外経験は数回旅行に行った程度です。
海外でちゃんと生活している自分が想像できませんでした。
帰国後、公務員以上の仕事に就けなかったらどうしよう
帰国後のキャリアも大きな不安要素でした。
4年続けた公務員を辞め、海外生活をしていた私に、公務員以上の仕事が見つかるとは思えなかったのです。
給与こそ特段高いわけではありませんが、
公務員の安定性は他にはないものです。
最悪の場合、仕事すら見つからないと思っていました。
今思えば考えすぎだったのかなと思うのですが、当時は不安で仕方なかったです。
何事も絶対というものはないので、場合によっては仕事が全く見つからないということもあり得たと思います。
周りと違う選択をすることが怖かった
当時ワーホリに行く人が増えてはいたものの、世間一般的には当然少数派です。
自分の周りには海外に挑戦している人が全くいませんでした。
「普通は公務員を辞めない」という感覚を持つ人もいて、友人だけでなく、オーストラリアで出会った人からも、辞めたことを驚かれたことがあります。
安定した道から外れる怖さは非常に大きいものでした。
それでもワーホリに行きたい気持ちは消えず、挑戦することを選びました。
それでも公務員を辞めてワーホリを選んだ理由
「30歳を超えてから行けばよかった」と後悔したくなかった
ワーホリの年齢制限を知ってから、行くならなるべく早くした方がいいと考えました。
迷っているうちに30歳を超え、
後悔するのだけは絶対に避けたかったです。
今すぐにでもワーホリに挑戦し、できるだけ若いうちに新たなキャリアを形成していくべきだと思いました。
数年働いたことで金銭的にも余裕が生まれ、まだ家庭を持っておらず、自由な今が絶好のチャンス。
失敗はもちろん怖かったですが、
行かずに後悔する方がずっと嫌です。
もし行かなかったらどうなっていたかと考えることはありますが、後悔したことは全くありません。
人生で一度くらい、普通ではできない経験をしてみたかった
日本で生活していてはできない経験をしたい気持ちも強かったです。
日本以外での生活、色んな国の人との交流、
様々な文化や価値観の発見、英語への挑戦。
とにかく、日本では味わえないであろう経験への期待が膨らみ、ワクワクが止まりませんでした。
もちろん期待通りのことが体験できるわけではありません。
それでも、公務員を続けていては決して味わうことのない経験ができることは確かだと思い、ワーホリに行くことを選んだのです。
「怖い」と「ワクワクする」が同時にあった
ワーホリに挑戦するまでに、様々な不安がありました。
本当に海外で生活できるか、英語は話せるようになるか、帰国後のキャリアは大丈夫なのか。
挙げたらきりがなく、本当に怖かったです。
一方で、それ以上に海外に挑戦することが楽しみでもありました。
好奇心の強い私にとって、海外挑戦ほどワクワクするものはなかったです。
もちろん失敗はしたくないですが、海外ではそれすらも大きな経験になるだろうと思っていました。
実際上手くいかないこともありましたが、
それも含めて醍醐味であり、
ワーホリの楽しさだと実感できています。
ワーホリに挑戦すると決めてから、まずしたこと
行くと決めてからも、実際に何から手をつければいいのか、最初は分かりませんでした。
ビザの手続き、渡航先の決定、語学学校選び、滞在先の確保など、考えることは山ほどあります。
僕は今回のオーストラリアのワーホリ以前に、フィリピンへ語学留学に行った経験があるのですが、そのときから留学エージェントの「スマ留」を利用しています。
ワーホリに行くと決めたものの、
ビザや語学学校、滞在先など、
最初は分からないことばかりでした。
僕自身も一人ですべてを調べるのではなく、相談できる相手を作ることで準備を進めました。
「ワーホリに行きたいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、まず無料カウンセリングで相談してみるのも一つの方法だと思います。
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都市部では思っていたより生活しやすかった
オーストラリア到着直後は、
しばらくシドニーに滞在していました。
シェアハウスや語学学校には日本人も多く、
かなり安心感がありました。
慣れない生活環境、SIMや銀行口座の手続きなど、大変なことがあったのも確かです。
それでも、気軽に話せる日本人がいる、お店など何でも揃っている都市部での生活は、思っていたより過ごしやすく楽しいものでした。
日本人の仲間たちと旅行に来ているような気分に近かったです。
語学学校に通いながら海外生活をスタート
シドニーについてから、
すぐに語学学校に通い始めました。
英語の勉強だけでなく、
友達作りや生活の情報集めも目的です。
ブラジルやモンゴルなど様々な国の人が集まっており、国際交流は十分楽しめました。
学校ではみんな同じ学習者という立場なので、英語を使うことへの緊張も少なく、進んで話すことができました。
ネイティブ相手だと緊張しますが、同じくらいの英語力の相手だと、気楽に話すことができます。
田舎のホテルで働き、海外生活を強く実感した
語学学校を終え、私は田舎のホテルで働くことになります。
現地エージェントを利用することで、日本人の少ないローカルな仕事を紹介してもらえました。
ホテルに住み込みで働くことになり、そこにはヨーロッパから来ている同僚が多く、いよいよ本格的に海外らしい生活が始まりました。
半年間ハウスキーパーとして働いたのですが、ここでは本当に貴重な経験をしました。
英語やフランス語などの言語の壁、仕事に対する価値観の違いや、時間や仕事の進め方に対する感覚の違いなど、しんどいことも多かったです。
一方、自分にはなかった価値観、パーティーの楽しみ方、様々な国の人と生活を共にする楽しさなど、今まで知らなかったことをたくさん教えられました。
海外に来たからといって、自分の考えが大きく変わるわけではないですが、自分の中に新しい考え方や価値観が生まれたことは確かです。

オーストラリアでは実際にかなり稼ぐことができた
ワーホリのニュースで見た通り、オーストラリアでは実際にかなり稼ぐことができました。
ホテルのハウスキーピングでは時給約A$31ほどで働いていました。
実際、2週間で約A$2,690(税引前)を受け取ったこともあります。税金として約A$472が差し引かれ、手取りは約A$2,218でした。
少なくとも僕自身は、日本で働いていた頃と比べても、かなり貯金しやすいと感じました。
仕事内容も、公務員時代よりはラクで楽しいと感じることが多かったです。
ずっと海外で働くことは難しいですし、ワーホリの経験が日本では空白期間と見られてしまうかもしれません。
それでも、日本にいた頃よりはるかに貯金できましたし、日本ではできない経験もたくさんできました。
海外で働いてみる選択は、
悪くなかったと感じています。
学校・仕事・旅行を通して、たくさんの人と出会った
学校・仕事・旅行で出会った人との思い出は、
一生ものです。
一期一会の出会いが本当にたくさんあり、これがワーホリの醍醐味でもあると感じました。
職場でできたベルギー人の友達のところへ、日本人や韓国人の同僚と一緒に会いに行くことも決まりました。来年以降、ベルギーで再会する予定です。
ワーホリに挑戦しなければ、こんなことはありえませんでした。日本以外に繋がりができたことが、本当に嬉しいです。
公務員のままでは経験できなかったことがたくさんあった
公務員を続けていては、海外でのつらい経験も、楽しい思い出もできませんでした。
公務員は安定だという考えを持っていましたが、海外に行くことで、仕事に対する考え方も少し変わりました。
「仕事だけが人生ではない」という価値観に触れ、自由に人生を楽しむ人達に影響を受けたのです。
仕事も大事ですが、仕事を一番に考える必要はなく、自分の人生を充実させることを第一に考えたいと思いました。
ワーホリから帰国して感じたこと
日本に帰ってきたことは素直に嬉しかった
ワーホリを終え、日本の空港に到着した瞬間は、安心感と嬉しさが溢れてきました。
海外がいくら楽しかったとはいえ、
やはり日本が恋しかったのだと思います。
家族や友人との再会、
久しぶりの日本食、
地元の街。
海外生活を経たからこそ、日本で生活する安心感を一層感じられました。
しかし、帰国するとすぐに将来への不安が出てきた
帰国直後は嬉しかったものの、
すぐに将来への不安が出てきました。
公務員を辞めてから一年以上経過しており、
無職の状態です。
海外へ行ったことに後悔はありませんが、これから何をすればいいのか、自分がどんな仕事をしたいのかもはっきりせず、漠然とただ不安でした。
仕事のことばかりは良くないと思いつつも、最低限生活していける収入は必要だと考えていました。
帰国後は登録日本語教員を目指して勉強を始めた
ワーホリで出会ったアニメ好きの友人が、
日本語のセリフを真似しているのを見て、
日本語教師に興味を持ちました。
近年、日本語教師の国家資格化も進んでいることを知り、まずは資格取得を目指すことにしました。
学校で養成講座を受け、
試験合格に向けて勉強を進めています。
帰国後に無職でくすぶっていた中で、最初に目的を持って行動できたのが日本語教師です。
目的ができるだけでも、
不安は小さくなりました。
ワーホリの経験を活かして英会話教室で働き始めた
私は帰国後、英会話教室で働き始めました。
主に子どもと関わり、英語を教えています。
日本語教師の勉強をしていても、試験はまだ先ですし、将来日本語教師として働いていく保証もありません。
今の生活のために、新しい仕事を見つける必要があったのです。
様々な求人を確認し、今までの自分の経験が活かせると思ったのが英会話教室でした。
公務員時代に培った子どもや保護者との関わり方、ワーホリでの英語や海外経験が役に立ちます。
将来日本語教師として働く場合も、
英会話教室の経験が役に立つはずです。

公務員時代と比べて収入は下がった。それでも働きやすくなった
英会話教室の仕事の収入は、ワーホリや公務員時代と比べると、残念ながら下がってしまいました。
それでも、安定性は公務員時代より劣るものの、以前のような仕事上の負担はなく、無理せず楽しく働けている実感があります。
ワーホリを経て自分の重視するものが変わったおかげだと思います。
以前の自分であれば、収入ばかりを追いかけ、負担が大きい仕事を選んでいたかもしれません。
収入が下がったという事実はありますが、それ以上に自分にとって大事なのは働きやすさだと思っています。
公務員を辞めてワーホリに行って後悔した?
公務員を続けていれば得られたものもある
公務員を続けていたら、得られていただろうなと思うものもあります。
安定した給料はもちろん、長く働くことで得られるキャリアや、資産形成ももっと進められていたでしょう。
社会的信用もあり、無職で先が見えないような期間もなく、将来の不安という点では心配することはなかっただろうと思います。
それでも、ワーホリに行ったことを後悔していない
海外でできた貴重な経験の数々を考えると、
後悔は全くありません。
海外経験を通じて得た価値観や考え方、英語力、日本語教師への興味、人との出会いや思い出。
もし公務員を辞めなければ、こういった経験ができなかったと思うと、自分の選択は間違っていなかったと思います。
公務員を続けていても、別の後悔をしていたと思う
仮に公務員を続けていても、ずっとモヤモヤとした気持ちを抱えていたと思います。
生活には困らず、将来への不安も少なかったとは思います。
けれどワーホリのことが頭から離れず、30歳を超えた頃にひどく後悔していたでしょう。
どっちを選んでも多少モヤモヤする部分はあったと思いますが、自分にとっては行かない後悔が大きかったのです。
「仕事は辞めてはいけない」という考え方が変わった
最近は転職も当たり前になってきましたが、公務員として働いていた頃は、仕事を辞めてはいけないと思い込んでいるところがありました。
いざ自分が辞めることになり、不安は大きかったですが、海外経験を経て考え方が変わりました。
自分と同じようにワーホリで世界を旅する人達に出会い、仕事はお金を稼ぐ手段であり、それ自体が人生の目的ではないと実感したのです。
仕事を続ける必要はないというより、仕事に囚われすぎなくてもいいのかなと考えるようになりました。
公務員を辞めてワーホリに行った今、思うこと
退職によって失ったものもある
退職によって失ったものもあります。
公務員としてのキャリア、信用、安定、将来的な安心感など、失ってからその価値に気付かされました。
それでも、退職して海外へ行ったからこそ得られた経験がある
海外で生活した経験、多様な文化や価値観と出会えたことは、自分自身の価値観に変化を与えてくれました。
性格や考え方が根本から変わったわけではないですが、自分の人生を充実させることを優先したいと考えるようになりました。
公務員を辞めたからといって人生が終わるわけではなかった
当たり前と言えば当たり前なのですが、公務員を辞めたからといって人生は終わりません。
ワーホリへ挑戦し、帰国後に英会話教室で働いたり、日本語教師の勉強をしたり、ブログを書いてみたり。
公務員を辞めた後も、新しいことに挑戦し、
新しいキャリアを築いていけます。
「辞める・続ける」のどちらにも失うものがある
公務員を辞めること、続けること、
どちらが正解ということはありません。
公務員を辞めれば安定を失い、
続ければ挑戦する機会を失います。
僕は海外への挑戦を選びましたが、それが誰にとっても正解というわけではありません。
大切なのは、自分が何を得たいのか、
何を失ってもいいのかを考えることです。
まとめ|公務員を辞めてワーホリに行った今、思うこと
公務員を辞めてワーホリに行くことは、僕にとって簡単な選択ではありませんでした。
4年間働いてきた公務員という安定した仕事を手放すことには、もちろん怖さがありました。
「このまま続けていれば、もっと安定した生活を送れたのではないか」と思うこともあります。
実際、公務員を続けていれば得られたものはたくさんあったと思います。
それでも、僕はあのときワーホリを選んだことを後悔していません。
オーストラリアでは、海外で生活すること、働くこと、さまざまな国の人と出会うことなど、公務員のままでは経験できなかったことをたくさん経験できました。
そして帰国後は、収入こそ公務員時代より下がりましたが、英会話教室で働きながら登録日本語教員を目指すなど、新しい方向へ進み始めています。
何より大きかったのは、「仕事は辞めてはいけない」「一度就職したら続けなければならない」という考え方が少し変わったことです。
海外でさまざまな人と出会う中で、仕事との向き合い方や人生の過ごし方は一つではないと感じるようになりました。
もちろん、だからといって「公務員は辞めたほうがいい」「ワーホリに行ったほうがいい」と言いたいわけではありません。
公務員を辞めることで失うものもありますし、ワーホリに行けば必ず人生が良い方向に変わるわけでもありません。
ただ、僕自身は、あのまま何となく公務員を続けていたとしても、「あのときワーホリに行けばよかった」と別の後悔をしていたように思います。
公務員を辞めることに不安を感じるのは、
決しておかしいことではありません。
安定した仕事を手放す以上、迷ったり、
怖くなったりするのは当然だと思います。
それでも、周りと違う選択をしたからといって、それだけで人生が終わるわけではありません。
「辞めるか、続けるか」
どちらを選んでも、それぞれに得るものと失うものがあります。
だからこそ、周りの「もったいない」という言葉だけではなく、自分自身がどんな人生を送りたいのかを考えてみることが大切なのだと思います。
僕自身も、まだキャリアの途中です。これから登録日本語教員として働くのか、別の道へ進むのかも含めて、これから先のことを考えている途中です。
それでも、4年間公務員として働いたあとに退職し、オーストラリアへ行くという選択をしたことについては、今のところ後悔していません。
この記事が、公務員を辞めてワーホリに行くか迷っている方にとって、自分の人生について考えるきっかけになれば嬉しいです。

