【HSP】職場の苦手な人に疲れるのはなぜ?無理に仲良くしなくてもいい理由
こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
職場に、どうしても苦手な人がいる。
「できれば関わりたくないけど、仕事だから話さないといけない」
「相手の機嫌や態度が気になって、仕事に集中できない」
「自分が何か悪いことをしたわけではないのに、職場の空気が悪いだけで疲れてしまう」
そんな経験はありませんか?
僕自身、これまで県庁職員としての仕事や児童福祉の現場、児童相談所、オーストラリアでの仕事、そして現在の英会話教室など、いくつかの職場を経験してきました。
その中には、どうしても苦手だと感じる人がいる職場もありました。
特に、児童自立支援施設で働いていたときには、自分自身はある職員と適度な距離を取れていたものの、周囲の職員同士が揉めている場面を見たり聞いたりするだけでも、嫌な気持ちになることがありました。
また、児童相談所では、衝撃的な保護者対応が続く中で体調を崩し、療養休暇を取得した経験もあります。
一方、オーストラリアで働いたときには、日本とは異なる仕事に対する価値観に触れ、「自分とは考え方が違うだけなのかもしれない」と思えるようになったこともありました。
そして現在の英会話教室では、
もちろん苦手だと感じる相手もいます。
それでも、仕事に必要な最低限のコミュニケーションが取れていれば、以前ほど人間関係に悩まなくなりました。
こうした経験を通して、僕は「職場の人とは、全員と仲良くしなければいけないわけではない」と考えるようになりました。
もちろん、HSPだから必ず職場の人間関係に疲れるわけではありません。
それでも、HSP気質の人の中には、相手の表情や声のトーン、職場の空気などを気にしやすく、苦手な人との関わりに必要以上に疲れてしまう人もいるのではないでしょうか。
この記事では、HSPが職場の苦手な人に疲れてしまう理由について考えながら、僕自身の経験も紹介します。
そのうえで、苦手な人と無理に仲良くしなくてもいい理由や、仕事に必要な距離感を保つためにできることについてまとめていきます。
「職場に苦手な人がいて疲れる」
「相手の機嫌や職場の空気が気になってしまう」
「苦手な人とも仲良くしなければいけないと思ってしまう」
そんな方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
HSPが職場の苦手な人に疲れてしまうのはなぜ?
相手の表情や声のトーンが気になってしまう
苦手な相手のちょっとした表情の変化や、声のトーンの違いに気づいてしまい、「今、機嫌が悪いのかな」と気になってしまうことがあります。
相手にとっては何気ない態度でも、こちらは無意識にそれを拾ってしまうのです。
職場の空気が悪いだけでも疲れてしまう
自分が直接関わっていない場面でも、職場全体の空気がピリピリしていると、それだけで気持ちが落ち着かなくなることがあります。
誰かが不機嫌そうにしているのを見るだけで、自分まで緊張してしまうこともあるかもしれません。
「嫌われたくない」と相手に合わせてしまう
苦手な相手であっても、関係を悪くしたくないという気持ちから、つい相手に合わせてしまうことがあります。
本音では距離を置きたいのに、
表面上は合わせ続けてしまうと、
そのギャップ自体が負担になっていきます。
相手の機嫌まで自分の責任のように感じてしまう
相手が不機嫌そうにしていると、「自分が何かしてしまったのでは」と考えてしまうことがあります。
実際には相手自身の事情や気分によるものであっても、その理由を自分の中に探してしまうのです。
HSP気質の人の中には、こうした刺激を負担に感じやすい人もいます。
ただし、これはHSPなら誰もが必ずそうなる、というわけではありません。
僕も職場の人間関係に疲れてきた
児童自立支援施設では、苦手な人より「周囲の揉め事」が嫌だった
社会人として最初の職場である児童自立支援施設では、口調がきつく、職場でお局的な存在だった職員がいました。
HSP気質もあってか、人間関係の空気に敏感だった僕は、自分自身は特に嫌な思いをすることなく、荒波を立てず上手な距離感を保っていました。
ところが、職員の中には意見がぶつかるような人もいました。
狭い職員スペースで、お局が職員を責めている声が響いてくると、まるで自分が責められているかのように感じてしまい、どっと疲れてしまいます。
その場を離れられる時はいいのですが、
会議中にこれが起こるとそうもいきません。
自分自身がトラブルを回避できても、その周囲で事が起こってしまえば、僕はその場の空気に影響されて、疲れてしまうことがありました。
児童相談所では、仕事そのものの負荷で体調を崩した
次の職場である児童相談所では、職場の人間関係が良好で、特に苦手な人はいませんでした。
ところが、仕事で関わる保護者の対応に苦しむことになったのです。
罵詈雑言を浴びせられ、
物を投げられるようなこともありました。
そういった衝撃的な相手の対応が続き、
最終的には体調を崩してしまいました。
苦手な業務ばかりだったものの、一切弱音を吐かず、自分がやらなければと無理を続けた結果がこれです。
療養休暇を取得することになり、
初めて上司に今までの辛さを伝えました。
その結果、業務内容が見直され、
格段に働きやすくなったのです。
体調を崩してまで苦手なことを続ける必要はなく、まずは周りの人に相談することが大切だと痛感しました。
オーストラリアでは「仕事に対する価値観の違い」を知った
海外に興味を持った私は、
仕事を辞めて海外に挑戦しました。
オーストラリアで生活を始め、
ホテルで働いていたのですが、
そこでもやはり苦手な人はいました。
仕事が雑であり、自分勝手な態度で周りに迷惑をかけてしまう人です。
一方で、色々な国の人と出会い、自分とは違う価値観や文化があることにも気づかされました。
仕事を一番に考えず、人生を自由に楽しんでいるように見える人たちにも出会い、その生き方に嫉妬すら覚えました。
僕自身も価値観が変わり、仕事だけに囚われず、もっと自分の人生を充実させたいと思うようになりました。
とはいえ、やはり苦手な人は苦手です。
考え方が違うのだと理解しつつ、最低限必要な範囲でコミュニケーションを取り、適度な距離感を保つようにしていました。
英会話教室で「全員と仲良くしなくていい」と実感した
帰国後は、人と関わる経験、海外経験を活かし、英会話教室で働き始めました。
仕事は楽しくできていますが、
ここでもやはり苦手な相手は出てきました。
でもこれまでの経験がある私は、
以前ほどそれを気にしなくなりました。
苦手な人だからといって、何とか良い関係を築くことも、極端に距離をとる必要もないと思います。
仕事に必要な最低限のコミュニケーションを続ける。
これだけできれば、それ以上はもう必要ないように感じます。
苦手な人に時間を割くのではなく、
もっと自分のために時間を使いたいですね。
職場の苦手な人と無理に仲良くする必要はない
職場では、すべての人と良好な関係を築くことが理想だと思われがちです。
もちろん、周囲と協力して働くことは大切です。
ただ、だからといって、職場にいる全員と仲良くしたり、深く理解し合ったりする必要があるのでしょうか。
僕は、そこまでしなくてもいいと思っています。
仕事に必要なコミュニケーションが取れればいい
苦手な相手であっても、業務を進めるうえで必要なやり取りができていれば、それで十分です。
プライベートな話をしたり、
深く分かり合ったりする必要はありません。
苦手な人を好きになる必要はない
「苦手だと感じる自分が悪い」と考えてしまう人もいますが、誰にでも合う・合わないはあります。
無理に好きになろうとする必要はありません。
相手の機嫌まで自分が責任を負わなくていい
相手が不機嫌そうにしていても、その理由や責任まで自分が背負う必要はありません。
相手の感情は、相手自身のものです。
無理に雑談やプライベートの付き合いを増やさなくてもいい
苦手な相手との関係を良くしようと、無理に雑談を増やしたり、プライベートな付き合いを増やしたりする必要もありません。
仕事上のやり取りが問題なくできていれば、
それ以上に踏み込まなくても大丈夫です。
HSPが職場の苦手な人に疲れすぎないためにできること
仕事に必要なことだけ話す
苦手な相手との会話は、
業務に関することに絞ってみてください。
雑談を無理に広げようとせず、必要な情報のやり取りだけに留めることで、負担を減らすことができます。
相手の機嫌を必要以上に気にしない
相手の表情や態度が気になっても、
それを毎回深読みする必要はありません。
「今日は機嫌が悪いのかもしれない」くらいに捉え、必要以上に自分の中で分析しないようにしてみてください。
すべての人に好かれようとしない
職場のすべての人に好かれようとすると、それだけで大きなエネルギーを使ってしまいます。
合わない人がいることは自然なことだと捉え、全員に好かれることを目指さなくても大丈夫です。
一人で抱え込まず、信頼できる人に相談する
苦手な人との関わりに疲れたときは、一人で抱え込まず、信頼できる同僚や上司に相談してみてください。
一人で抱え込まないことの大切さについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

「その人が苦手」と「自分が悪い」を分けて考える
苦手な人がいることと、自分の性格に問題があることは、別の話です。
「気にしすぎな自分が悪い」と結びつけず、両者を切り分けて考えるようにしてみてください。
それでもつらいなら、職場そのものが合っているか考えてみる
苦手な人が一人いるだけなのか
苦手な人が一人いるだけであれば、その人との関わり方を工夫することで対応できる場合があります。
まずは、問題が特定の相手に限定されているのかを確認してみてください。
職場全体の雰囲気が合っていないのか
一人の苦手な相手だけでなく、職場全体の空気や文化そのものに息苦しさを感じている場合は、また別の問題として考える必要があります。
新しい職場に慣れるまでの疲れと、職場そのものが合わないケースの見分け方については、以下の記事で詳しく整理しています。

仕事内容そのものが合っていないのか
人間関係だけでなく、仕事内容そのものに負担を感じている場合もあります。
人間関係を改善しても、根本的なつらさが解消されないこともあるかもしれません。
自分の努力だけでは変えられないこともある
職場の文化や仕事内容は、個人の努力だけで変えられるものばかりではありません。
「自分がもっと頑張らなければ」と考える前に、環境そのものが自分に合っているかを見直してみることも大切です。
転職を考え始めたときに感じる疲れについては、以下の記事も参考になるかもしれません。

苦手な人がいても、自分を責めなくていい
「自分が気にしすぎなのかも」と決めつけない
苦手な人がいることに悩んでいると、「自分が気にしすぎなだけかもしれない」と考えてしまうことがあります。
ですが、感じ方は人それぞれであり、それを「気にしすぎ」の一言で片付ける必要はありません。
相手との相性と、自分の性格を分けて考える
誰かと合わないと感じるのは、相性の問題であることも多く、自分の性格そのものに欠陥があるわけではありません。
相性の問題と、自分自身の性格の問題は、
切り分けて考えてみてください。
無理に自分を変える必要はない
苦手な人と円滑に関わるために、自分の性格を無理に変える必要はありません。
ただ、自分が疲れすぎないように、関わり方や距離感を工夫することはできます。
自分が無理なく働ける環境を探していい
苦手な人がいることを完全になくすことよりも、苦手な人がいても無理なく働ける環境や距離感を探していくことのほうが、現実的で続けやすい方法です。
まとめ
職場に苦手な人がいると、
「うまく付き合わなければ」
「嫌われないようにしなければ」
「自分が気にしすぎなのかもしれない」
と考えてしまうことがあると思います。
HSP気質の人の中には、相手の表情や声のトーン、職場の空気などを気にしやすく、苦手な人との関わりに疲れてしまう人もいるでしょう。
僕自身も、これまでいくつかの職場を経験する中で、人間関係や職場の空気に疲れてきました。
児童自立支援施設では、苦手な職員とは適度な距離を取っていたものの、周囲の職員同士が揉めている場面を見るだけでも嫌な気持ちになることがありました。
児童相談所では、仕事そのものの負荷も重なって体調を崩しましたが、その後、職場の方々の配慮によって業務内容が見直され、働きやすさが大きく変わった経験があります。
オーストラリアでは、仕事に対する価値観の違いに戸惑うこともありましたが、「自分と違う考え方もある」と少しずつ受け入れられるようになりました。
そして現在の英会話教室では、
もちろん苦手な相手もいます。
それでも、仕事に必要な最低限のコミュニケーションが取れていれば、それ以上に無理して仲良くする必要はないと思えるようになりました。
僕がこれまでの経験から感じているのは、
職場の人全員と仲良くする必要はない
ということです。
苦手な人を好きになる必要もありません。
相手の機嫌まで、自分が責任を負う必要もありません。
まずは、仕事に必要なコミュニケーションを取ることができていれば、それで十分な場合もあります。
それでも苦手な人との関わりがつらいのであれば、「自分がもっと気にしないようにならなければ」と考えるだけではなく、職場の環境や仕事内容にも目を向けてみてください。
苦手な人が一人いるだけなのか。
それとも、職場全体の雰囲気が合っていないのか。
あるいは、仕事内容そのものが自分に合っていないのか。
そこを分けて考えるだけでも、
見えてくるものが変わるかもしれません。
自分を変えることだけが、
働きやすくなる方法ではありません。
「どうすれば苦手な人とうまく付き合えるか」
だけではなく、
「どうすれば自分が無理をしすぎずに働けるか」
と考えてみることも大切だと思います。
職場の苦手な人に疲れてしまう自分を責めるのではなく、自分に合った距離感や働く環境を少しずつ探していきましょう。

