【HSP×海外】多国籍職場でしんどくなった理由は“英語力”だけじゃなかった
正直に言うと、海外の職場がこんなにしんどいとは思っていませんでした。
こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
現在ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在し、ホテルでハウスキーピングの仕事をしています。
海外で働くと決めたとき、私が一番心配していたのは「英語」でした。
英語ができなければ仕事にならない。
うまく話せなければ人間関係もうまくいかない。
しんどくなるとしたら、英語が原因だろう。
そう思っていました。
でも実際に働き始めて気づいたのは、
しんどさの正体は英語だけではなかったということです。
多国籍の職場では、言葉以上に「働き方の感覚」や「空気の違い」が大きく、HSPの私にとっては思った以上に消耗する環境でした。
仕事中ずっと会話が飛び交い、
音楽が大音量で流れ、
自分だけ言葉が分からない時間もある。
誰が悪いわけでもないのに、なぜか疲れてしまう。
今回は、多国籍職場で働いて初めて感じた
「英語力だけでは説明できないしんどさ」 について、HSPの視点から書いてみようと思います。
👉「関連記事:ホテルで働いて2ヶ月と3週間、最初と比べて変わったこと」

英語が原因だと思っていたけれど
海外で働くには英語が必要であり、英語さえできれば何とかなると思っていました。
でも実際は、英語以外にもしんどい部分があったのです。
私が働くホテルのハウスキーピングチームは、現在様々な国の人が所属しています。
アジア出身の人はごく僅かです。
英語だけでなくフランス語等も頻繁に飛び交うため、言葉の違いによるしんどさはもちろんあります。
ですがそれ以上に、仕事に対する感覚の違いにしんどさを感じるのです。
多国籍職場で感じた“仕事観”の違い
仕事中の空気の違い
日本で働いていた頃と比べて、大きく違いを感じたのはお喋りの多さです。
軽い雑談では済まないほど話すことに熱中してしまい、仕事が一向に進まないこともよくあります。
また、音楽をかけながら仕事をする人がかなり多いです。
クラブのような爆音で音楽を流すので、最初はとても驚きました。
日本では見ない光景ですよね。少なくとも私は仕事中に音楽爆音でひたすらお喋りという人を見たことがありません。
音楽については絶対クレームが入るだろと思っていたのですが、そんな話は特に聞こえてこなかったです。
文化の違いを感じましたね。
優先順位の違い
先述の通り、お喋りや音楽に夢中になる人が多く、仕事の優先順位が低いように感じることがあります。
ハウスキーピングの仕事では、ゲストのチェックインまでに終わらせなければいけないタスクが多くあります。
にもかかわらず、急がなくてもいいという感覚で、お喋りをしながらのんびりと仕事をしている人も多いです。
私はお喋り自体悪いこととは思いませんが、仕事が優先であるべきだと思うのです。
日本人の同僚が一人だけいるのですが、その方も同じことを思っていたようでした。
私や真面目に取り組む同僚たちが、何度か仕事を早くやろうと伝えたこともありました。
すると、そんなに焦るなとこちらを宥めるような、なぜかこちらが悪いことをしたかのような反応をされたのです。
正しいことをしているのは私たちのはずなのに。
すごくモヤモヤしたことが心に残っています。
HSPにとってしんどかったポイント
音・声・空気の刺激が多い
単純に、爆音の音楽はHSPにとって刺激が大きいです。
場合によってはテンションが上がる場面もありますが、HSPにとってはしんどい場面の方が多いと感じます。
また、責任感の高いHSPにとって、のんびりと仕事に取り組む雰囲気もしんどいです。
ただでさえスピードを求められるハウスキーピングの仕事なのに、お喋りをしてダラダラ仕事をしている。
そんな姿が目に入ってくると、イライラや焦り、不安などを感じざるを得ません。
言語が分からない時間の不安
職場にはフランス語を母語とする人が多く、英語が全く話されないこともよくあります。
フランス語でずっとお喋りをしていたり、何やら喧嘩していたりなどは日常茶飯事です。
感情は何となく読み取れても、当然会話の内容までは理解できません。
自分だけ理解できない孤立感や、何か自分に対して言われているのかもという不安は、HSPにとってしんどいものです。
「自分だけ違う」感覚
日本人の同僚以外とは、仕事の感覚が全く違うように感じています。
生まれてからずっと日本で生活していた私にとって、仕事に対する考え方のズレは大きなストレスです。
日本人の同僚もよく不満を言っており、互いに愚痴の話し相手になっています。
相手に合わせるべきか、説得してこちらに合わせてもらうべきか。
どっちを選んでも、HSPにとっては負担がかかるでしょう。
誰が悪いわけでもなかったと気づいた
多国籍職場ではしんどくなることも多いです。
でも誰かが悪いのかというと、誰も悪くはないように思います。
ただ、文化や価値観が違ったのです。
日本の静かな環境で黙々と取り組む姿勢も、音楽やお喋りを楽しみながら取り組む姿勢も、どちらもその国の文化であり、どちらが正しいとかそういったことではありません。
自分がその文化と相性が良いのか、それだけの問題だと思います。
私の場合は、正直相性が悪かったと感じています。
お喋りを楽しむのは良いのですが、まずは仕事を優先させたいと思ってしまいます。
多国籍職場はしんどいことも確かですが、文化や価値観の違いを学ぶには絶好の職場です。
日本では触れられなかった文化や価値観を知ることは、貴重な経験なのだと今では思います。
海外で分かった“自分に合う環境”
色んな国の文化や価値観に触れたうえで、私は日本の働き方が好きです。
職場では静かに黙々と仕事に取り組みたいですし、その方が自分の力も発揮できると思ったからです。
もちろんこれは私個人の意見です。
同じ日本人の方でも、お喋りの多いゆるい雰囲気が好きな人や、音楽が流れていたほうが集中できるという人もいるでしょう。
海外に来たからといって、全てが理想的なわけではありません。
ですが、海外に来ることが、自分に合う環境を見つけるきっかけになるかもしれません。
多国籍職場は色んな経験ができるので、同じように海外で働こうとしている人にはおすすめですよ。
ただ、自分の体が最優先なので、無理はしないように気をつけてくださいね。
👉「関連記事:ホテル住み込みワーホリ生活のリアルと正直な感想」

まとめ
海外の職場で感じたしんどさは、英語ができないことだけが原因ではありませんでした。
仕事中の空気、音の多さ、英語以外の言語、働き方の優先順位。
そういった“文化の違い”の中で、HSPの私は常に刺激を受け続けていたのだと思います。
そして気づいたのは、これは「向いていない」ではなく「相性」なのだ ということでした。
日本の働き方が絶対に正しいわけではない。
でも、海外の働き方が自分に合うとも限らない。
どちらが良い・悪いではなく、
「自分がどの環境で無理なく働けるか」
それを知ることが大切なのだと感じました。
海外に来たからこそ、
自分がどんな環境だと安心できるのか
どんな空気の中だと力を発揮できるのか
それがはっきり見えてきました。
もし今、多国籍の職場で
「英語以前に、なんだか疲れる」
そう感じている人がいるなら。
それはあなたが弱いからではありません。
環境との相性に体が正直に反応しているだけです。
海外生活は、自分を試す場所でもありますが、
同時に「自分を知る場所」でもあるのだと思います。
🌱合わない環境で無理に強くなろうとしなくていい。
自分に合う場所を知れたことも、大切な経験のひとつです。
👉「関連記事:雑な仕事にイライラする自分は、心が狭いのか」

