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HSP・繊細さん

【HSP×海外】フィリピン留学後、オーストラリアで感じた“自由”と“孤独”

takusan1216

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。現在ワーホリ挑戦中です。
一ヶ月のフィリピン留学を終え、次のステージとしてオーストラリアでのワーキングホリデー生活が始まりました。
環境も人もまったく違う場所での新しい毎日は、まさに「自由」そのもの。

好きな時間に出かけられて、誰にも縛られない。
けれどその一方で、ふとした瞬間に感じる“孤独”もありました。
言葉の壁、文化の違い、誰かに話しかける勇気が出ない日。
自由であることは、時に“ひとりで立つ”ことでもあるんだと実感しています。

この記事では、HSPの私がオーストラリアで感じた「自由」と「孤独」について、
実体験をもとにお話しします。
「海外に行きたい。でも不安も大きい」
そんなHSP気質の方へ向けて書きました。

同じように「海外に憧れはあるけれど、不安もある」という方に、
少しでもリアルな心の動きをお伝えできたら嬉しいです。

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管理された留学生活と、完全な自由のワーホリ。その差に揺れた

フィリピン留学では一日のスケジュールが決まっており、寮では食事・洗濯・掃除が提供されるため、授業中心の生活を送っていました。

授業の時間以外は自由に外出できますし、仕事をすることもありません。生活が管理されている安心感がありました。私が体調を崩した時には、学校のサポートにかなり助けられました。

一方オーストラリアでは、学校は最初の一ヶ月のみ通いました。授業は週四回で、昼過ぎには終わっていたので、フィリピンと比べてかなり授業時間が少なかったです。

学校以外は完全に自由でした。シェアハウスで生活していたので、食事・洗濯・掃除等は全部自分でやります。仕事もしたければできます。

同じ海外生活でも、誰かが決めてくれる環境と自分で決めていく環境では大きな違いがあります。HSPの私としては、先が見えない、環境が変わりゆくワーホリでの生活の方が精神的負担は大きく感じました。

現在オーストラリアに来て一ヶ月半ほどになりますが、慣れ親しんだシェアハウスを出て、新しい仕事をしながら職場の寮での生活が始まりました。新しいことだらけで疲れますが、ワーホリ生活においてはいずれまた次の場所に移る可能性は高いです。

刺激が多くHSPにとっては負担も大きいですが、HSS型HSPの私にとっては新しい刺激が楽しくも感じられます。

“自由”の中で感じたワクワク

オーストラリアにワーホリに来てから、かなり自由を感じられています。予定は自分で決められる、仕事をするもしないも自由、住む場所も自由。日本ではあまり自由を感じられなかったので、こっちに来てからワクワクすることも多いです。

私が最も自由で良いなと思った点は、海外の方の仕事中の様子です。
ショッピングモールに行くと、スマホを眺めてリラックスしながら店番をしている人をよく見ます。私の働いているホテルでは、みんな電話したり音楽を流したりしながら働いています。日本ではあまり見ないですよね。

どちらも良いところがあると思うのですが、海外の方の仕事中でも自由な姿に、私は強く感銘を受けました。何とも言えない感情になりましたが、HSPの私はこの新しい気持ちを堪能しました。

私はHSPです。空気を読みすぎる、人の目を気にするなど、日本人によく見られるような特徴も持っています。自分が変わるというのは難しいのですが、別にそんなこと気にしなくてもいいんだと、海外の方たちを見て思ったのです。

自分も自由なのだ、これから何をしようかと考えると、楽しくなってきますね。

“孤独”が押し寄せた瞬間

HSS型HSPの私にとって、新しいことへの挑戦はとても楽しいものです。刺激が多く疲れますが、休息のバランスを取りながら、現在も生活を楽しめています。ですが、ふとした時に孤独を感じることがあるのです。

日本では家族・友人・恋人には簡単に会うことができました。ですが、海外ではそうはいきません。

誰とも話さない日がある、一人での食事が続く、SNSで日本の友人たちの様子を目にする時など、自分は何をしているんだと孤独を感じます。日本に帰りたいなと思うこともよくありますね。

現在の職場は日本人はほぼおらず、基本的に英語が飛び交っています。

同僚と簡単な会話や挨拶はできても、みんなが流暢な英語で楽しく会話をしている内容は理解できません。より親しい関係になるのは難しいと感じてしまいます。言語の重要性に改めて気付かされた瞬間でした。

HSPだからこそ気づけた“自由の本当の意味”

ワーホリを通じて、自由とは孤独とセットであると知りました。知っている人は誰もいませんし、ワーホリに来たら絶対にやらなければいけないことも特にありません。自分を縛るものは何もありませんが、同時に今自分は孤独なのだと感じたのです。

こっちに来てから、自分自身と向き合う時間が増えました。HSPの気質は、やはり海外でも生きづらさを感じさせることがあります。しかし、“深い気づき”をくれることも確かです。本当の意味で、自由や孤独を感じられました。

まとめ

フィリピン留学を経て、オーストラリアで生活してみて感じたのは、
“自由”と“孤独”はいつもセットだということでした。

誰にも縛られず、自分の思うままに過ごせる時間はとても貴重です。
でも、同時に「誰にも頼れない時間」でもあります。
その中で少しずつ、自分の心と向き合う強さが育っていった気がします。

HSPである私にとって、海外生活は決して楽なものではありません。
けれど、自分のペースを大切にすれば、ちゃんとやっていける。
“繊細さ”は、弱さではなく「丁寧に生きる力」なんだと気づきました。

孤独を感じることは、成長の途中にある静かなサイン。
焦らず、自分のペースで少しずつ前に進んでいけば、
その孤独の先に、きっと新しい景色が見えてくると思います。

「繊細でも、海外で生きていい。」

🌱 繊細さを抱えるあなたへ
少しでも「ラクになれた」と感じてもらえたら嬉しいです。

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HSP社会福祉士
はじめまして。「HSP社会福祉士の旅することばたち」を運営している、たくやです。 繊細で感受性が強いけれど、どこか好奇心旺盛。 そんなHSS型HSPの自分は、大学で福祉を学び、社会福祉士の資格を取得しました。 卒業後は福祉職の公務員として、児童自立支援施設や児童相談所など、過酷な現場で4年間勤務。 そのなかで多くの子どもや家族と関わる中で、支援することの難しさ、そしてやりがいも学びました。 そんな日々のなかで、次第に「海外」「英語」への興味が高まり、思い切って退職。 現在はワーホリにチャレンジしながら、新しい生き方に一歩踏み出しています。
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