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HSP・繊細さん

【HSP×福祉職】「辞めたい」と思ったときに考えてほしいこと

takusan1216

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
「もうこの仕事辞めたい」
福祉職に就いてから、何度もそう感じたことがあります。
やりがいがある一方で、人手不足や人間関係のストレスに押しつぶされそうになる日々。特にHSPの私は、職場の空気や他人の感情に敏感で、心身ともに疲れ果てていました。

そんな私が「辞めたい」と思ったときにどう考え、どう行動したのか。この記事では、当時の体験を交えながら「辞めたい」と感じたときに意識してほしいことをお伝えします。

福祉職を辞めたいと思う理由

福祉の仕事をしていると、辞めたいと思う瞬間が多々あります。利用者対応のしんどさ、職場の人間関係、過重労働や人手不足による負担、夜勤による生活リズムの乱れ、プライベートとの両立の難しさなど、様々な要因が挙げられるでしょう。HSPの方であれば、その繊細さが故に人より激しく消耗してしまい、辞めたとという感情が湧きやすいのではないかと思います。

私も辞めたいと思ったことが何度もあり、その度にひどく気分が落ち込んでいたのを覚えています。それまで全くしてこなかったのに、暴飲暴食に走ってしまうこともありました。当時は施設勤務で夜勤があり、生活リズムの乱れや業務そのもののしんどさから、人間はあんなにも食欲が湧くものなのかと自分でもびっくりしました。たくさん食べて元気になれば良いのですが、私の場合はたくさん食べた罪悪感でさらに気分が落ち込み負の連鎖に陥っていました。

辞めたいと思ったときに大切にしたい視点

仕事を辞めるのは悪いことではありませんが、何も考えずに感情まかせに辞めてしまうのはおすすめしません。辞める前に大切にしたい視点を確認しておきましょう。

自分を責めない

HSPの人は特にですが、自分のことを責めがちです。責任感の強さからか、「自分が弱いからだ」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。ですが実際はそんなことはありません。構造的な問題(人手不足や職場文化など)の影響が大きく、決して自分だけが悪いなんてことはないと理解しましょう。

選択肢を広げる

選択肢は辞めるか続けるかだけではありません。休職・異動・働き方を工夫する選択肢もあります。とにかく考えられる選択肢を並べてみましょう。「辞める=逃げ」ではなく、「生き延びるための選択」です。じっくり検討することで、考えが整理され、これからのことが見えてきて安堵できると思います。

辞める前に準備する

辞める選択肢を取る場合、経済的な準備はしておきましょう。特に転職先もない状況で辞める場合は、しばらく生活できる資金を確保しておくことが重要です。ある程度お金を準備しておくことで、安心感が得られます。

辞めた後にやりたいことをイメージしておくことも重要です。方向性が定まっていると、辞めた後も迷いなく行動ができると思います。できれば辞めたあとのことをある程度イメージしておきましょう。

可能であれば、信頼できる人へ相談するのも良い方法です。最後には自分で決めなければいけませんが、他人の意見を聞いたり、話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。自分の選択が間違っていないと再確認することにも繋がるので、もしも信頼できる人がいるのであれば、是非お話してみてください。

私の体験から伝えたいこと

私は仕事をしていて辞めたいと思うことが何度もありました。その瞬間は何もかもがどうでもよくなり、さっさと辞めてしまおうと投げやりになることが多かったです。そんな時は自分を回復させてあげる時間を確保するように意識していました。そうすることで冷静になり、思考が整理されて気持ちが落ち着きます。その時の感情に任せて行動に出るのは避け、落ち着いて考えてから今後のことを考えるようにしてください。

私は最終的に福祉の仕事を辞める選択をしました。辞める前は職を失う不安が大きかったのですが、それ以上に新しい挑戦をできることが嬉しく、心身の回復にも繋がりました。辞めたいけど不安という方は、是非勇気を出してみてください。しっかり考えた結果辞めることを選んだのであれば、悪いことにはならないはずです。退職したら全てが終わりかのように思ってしまうかもしれませんが、意外となんとかなります。私自身も最終的に辞めて留学に挑戦し、充実した日々を送っています。

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まとめ

「辞めたい」と思うのは決して甘えではありません。HSPは環境に左右されやすいからこそ、自分を守る選択が大事になってきます。心身を休める時間を確保し、じっくり考えて答えを出しましょう。辞めるかどうかに正解はないので、「自分の心を守る」ことを最優先にしてくださいね。

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たくや
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HSP社会福祉士
はじめまして。「HSP社会福祉士の旅することばたち」を運営している、たくやです。 繊細で感受性が強いけれど、どこか好奇心旺盛。 そんなHSS型HSPの自分は、大学で福祉を学び、社会福祉士の資格を取得しました。 卒業後は福祉職の公務員として、児童自立支援施設や児童相談所など、過酷な現場で4年間勤務。 そのなかで多くの子どもや家族と関わる中で、支援することの難しさ、そしてやりがいも学びました。 そんな日々のなかで、次第に「海外」「英語」への興味が高まり、思い切って退職。 現在は留学にチャレンジしながら、新しい生き方に一歩踏み出しています。
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