【HSP×海外】HSP社会福祉士の私が、留学・ワーホリに挑戦する理由
こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
「繊細で人一倍刺激に敏感なHSPなのに、海外での生活なんて大丈夫?」
HSP気質を持つ人なら、そう思う方も多いかもしれません。
私自身も、HSPであり、さらにHSS型HSPの気質を持ちながら、福祉職を続けてきました。 しかし、その中で感じた新しい挑戦への思いから、留学・ワーホリに踏み出す決意をしました。
この記事では、なぜHSP社会福祉士の私が海外に挑戦しようと思ったのかをお伝えします。 同じように「繊細さと冒険心」の間で揺れている方の背中を、少しでも押せたら嬉しいです。
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福祉の現場で感じたこと
私は大学卒業後、児童自立支援施設で三年、児童相談所で一年勤務していました。どちらの仕事も子どもに関することですが、業務内容は全く違うので、どっちの仕事にも違った大変さがありました。
福祉の仕事はやりがいが大きく、楽しかったり嬉しかったりする場面も多かったです。HSPの特性は福祉の仕事をするうえで大きな強みとなり、相手の感情を読み取る際など役立ちます。個人的には、施設で子どもと遊んでいた時が一番楽しかったです。問題のあった子たちとはいえ、まだ子どもだなあといった可愛らしい様子がよく見られました。
もちろん辛かったこともあります。子どもや保護者から叱責を受けたり、ミスをして凹んでしまうことも多かったです。HSPの特性もあり、失敗を引きずりやすかったです。一時期療養休暇をいただくこともありましたが、体調や職場環境をしっかり整え仕事に復帰できました。大変なことは多かったですが、何やかんや楽しく続けられていたなと思います。
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それでも海外に挑戦したいと思った理由
実は大学生の頃から、海外留学や外国人との交流に興味がありました。今思えばこういった色んな物事への興味はHSS型HSPの特性から来ていたのだと思います。ですが、当時の私はお金もなく、“福祉の学部に留学は関係ない”と思い込んでいたため、留学に挑戦することなく大学を卒業しました。
社会人になり、様々なニュースに目を通すようになってから、あるニュースが目に留まりました。ワーホリ出稼ぎのニュースです。ワーホリの制度など微塵も知らなかった私は、ニュースに釘付けになりました。すぐさまワーホリの制度を調べると、年齢制限があることを知りました。その日から私の心の中に、このままこの仕事を続けて一生を終えて良いのかという疑問が沸き起こったのです。
このまま公務員で安定していきたいけど、新しい環境に飛び込んでみたい気持ちも強い。こうした矛盾や葛藤を抱えながら生きていくのはHSS型の特徴でもあります。そんなモヤモヤを抱えながらしばらく働いていましたが、ついに決心しました。これといったきっかけはなく、とにかく今が一番若い時、やるなら早いほうが良いと思ったのです。そして私は上司に年度末に退職する旨を伝え、留学・ワーホリに向けた計画を始めました。
正直、退職を伝えた後もしばらくは不安でいっぱいでした。でも、「このまま何も変わらない方がもっと怖い」と思ったんです。留学やワーホリに興味があっても、「自分には刺激が強すぎるのでは」と感じる方もいるかもしれません。
でも、実際に海外に来てみて感じたのは──HSPだからこそ向いている一面もあるということです。
HSPだからこそ海外に向いている部分もある
繊細なHSPにとって、安定した場所を捨てて海外に行くことはリスクが大きすぎると思うかもしれません。確かに繊細なHSPにとっては刺激が多く疲れることは事実です。一方で、海外でもHSPが役立つ場面もたくさんあります。
人の気持ちに寄り添えたり、小さな変化に気がつけるというのは、国を超えても発揮できる大きな力です。異文化の理解に強いですし、海外の方との交流にも活きてきます。海外には日本より発展していない国も多くあります。何気ない日常や新しい発見に喜びを見いだせるのも、HSPならではないかなと思います。
私は実際この記事を書いている今はオーストラリアにいます。HSPだから大変だったと思うことは今のとこありませんし、色んな国の方と交流できて本当に楽しいです。HSS型の新しいことに興味を持つ特性は、海外への挑戦を後押ししてくれましたし、海外でも何か挑戦したいというモチベーションを与えてくれています。とはいえ疲れやすいのは相変わらずなので、しっかり休みながら引き続き海外生活楽しもうと思います。
まとめ
HSPは確かに繊細で、海外生活のように刺激の多い環境では戸惑うことも多いでしょう。
でも、その繊細さは「人の違いを受け止める力」「小さな喜びに気づける感性」として大きな強みになります。 私自身も、不安とワクワクの両方を抱えながらの挑戦ですが、HSPだからこそ得られる学びや出会いがあると信じています。
同じように迷っている方へ、「繊細さを言い訳にせず、味方にして生きる」——そんな選択肢もあることを伝えたいです。
🌱 繊細さを抱えるあなたへ
少しでも「ラクになれた」と感じてもらえたら嬉しいです。
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