【HSP×海外】友達づくりで苦戦した話/救われた瞬間
こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。現在ワーホリ挑戦中です。
留学やワーホリに行くと、SNSではキラキラした日常がたくさん流れてきますよね。
でも実際は——
英語が思うように話せない
話しかける勇気が出ない
仲良しの輪に入れない
そんな瞬間が何度もありました。
私はHSP(繊細さん)気質で、
・相手にどう思われるか気になる
・壁を破って話しかけるのが苦手
・悪い空気があるとすぐ察知してしまう
そんな性格です。
「友達できるかな…?」
「一人で過ごすことが増えたらどうしよう…」
そんな不安を抱えながら始まった海外生活。
でも、少しずつ世界との距離を縮めていく中で、
救ってくれる出会い
安心できる仲間
ができていきました。
今日は、私が海外で友達づくりに苦戦した話、
そして心が軽くなった瞬間を、
正直に書いてみようと思います。
👉 「関連記事:HSP・HSS型HSPとは?」

海外で友達づくりに苦戦した理由
私はフィリピン留学を経験し、現在はワーホリでオーストラリアに来ています。海外に来ると初対面の場が続くので、HSPにとっては負担が大きいです。とはいえ、海外に来たのに誰とも関わらないのはもったいないですし、海外の友達も欲しいです。
フィリピンでは思っていたより日本人が多く過ごしやすかったのですが、どうしても日本人と関わる機会が多くなってしまいました。それでも授業等で関わる海外の子とは仲良くなれたので嬉しかったです。
みんな英語を勉強しに来ているという共通点があったのが良かったと思います。お互いが同じような英語のレベルだったので、一緒に英語を学びながら仲良くなっていった感じです。
ところが、オーストラリアのワーホリはフィリピン留学のようにはいきませんでした。現在私はホテルに住み込みでハウスキーパーの仕事をしていますが、職場の人はほとんど海外の方で英語ネイティブです。
仕事でもプライベートでも流暢な英語が飛び交い、会話についていけません。英語が聞き取れない、聞き取れても意味が理解できない、何と返答すればいいのか分からないというのがほとんどでした。
みんな笑っているのに、
私だけ置いていかれたような気がして。
「環境が変わると、こんなにも難易度が上がるのか…」そう実感しました。
私自身が人見知りでHSPということもあり、同僚の輪に入っていくことがなかなかできません。けれども、もう少しみんなと距離を縮めたいという思いはあるのです。SNSで海外の友達と仲良くしている友人を見かけたときには、ひどく落ち込んでしまいます。
無理して馴染もうとした結果、疲れ果てた
みんなでご飯を食べたり、談笑したりする場面はありますが、英語で何をどう話して良いのか分からず会話に入れません。
私の場合は日本人同士でもそうですが、相手にどう思われるか、私が話しても大丈夫か、あの子は機嫌が悪いのではないかと、集団だと異常に気を遣ってしまいます。
とはいえ一対一の会話だと、自分の拙い英語ではあまり会話は弾みません。相手は嫌な思いをしているのではないか、早く他の人に来てもらって会話してもらった方がきっと楽しいだろうと考えてしまいます。
とにかく気を遣いすぎてしまい、疲れ果ててしまうのです。誰かと一緒にいるはずなのに、上手く会話できず「孤独」を感じることも多々あります。時には自己否定にも陥ります。毎日必ず自分の時間を確保し、体も心も休めるように努めています。
そんな私を救ってくれた“同僚の存在”
私の仕事は大体夕方には終わり、その後は自由時間です。私は一人で過ごすことが多いですが、同僚の子たちはよく集まってカードゲームや談笑をしています。羨ましいけど、勇気がなく自分も参加しようとすることはしませんでした。
ある日、みんなが今日はピンポンをするぞと話していました。学生時代卓球をやっていた私は、チャンスだと思ったのです、ピンポンは好きだし得意だと、勇気を振り絞って伝えました。するとみんな快く私を受け入れ、楽しみだと言ってくれたのです。
とても嬉しくて、勇気を出して良かった思いました。大口を叩いた割には普通に負けてしまい、そこは恥ずかしかったし後悔したのですが、その日はとても楽しかったです。

またとある日はハロウィンパーティーが開催されることになったのですが、私は自分が行っていいものかと勝手に一人で悩み疲れて部屋でぐったりしていました。
すると私の部屋の近くでみんなが談笑している声が聞こえてきました。トイレに行くついでに恐る恐る近づくと、みんな仮想の準備をして盛り上がっていました。私を見つけた同僚の子が、私をパーティーに誘ってくれました。
パーティーではみんなでお酒を飲んで踊ってゲームをして、とにかく楽しかったです。日本との雰囲気の違いも楽しめました。

こうした出来事があり、最近は少しだけ距離が縮まってきたのかなと思います。私を受け入れてくれた同僚のみんなには本当に感謝しています。言語の壁は大きいですが、ゲームやスポーツ、踊りやお酒などは、言語の壁を超えるコミュニケーションツールだなと感じました。
同僚が声をかけてくれた時はすごく嬉しくて、何日も心が軽かったのを覚えています。日本の漫画やアニメ、料理が好きな子もいたので、そうしたものもきっかけにもっと仲良くなっていきたいです。
“孤独”と“自由”のバランスが大事
ワーホリでは何を選ぶも自由です。HSPにとって孤独は悪いことではなく、一人でいる時間は必要です。
あらゆるものから刺激を受けるHSPにとっては、回復する時間を確保することは欠かせません。こうした時間を確保しているからこそ、HSPは強みを活かして活動できるのだということを忘れないでください。
HSPには量より質が合っているのかなと思います。例えば友だちを作りたいといった場合、毎日のように活動的になる必要はないといったことです。自由に行動できるのはワーホリ生活の強みですが、HSPには一人時間が必要です。
私の同僚は毎日のように集まって遊んでいますが、私は自分に余裕のない時は参加を考えません。自分に余裕がある時にしか、楽しく有意義な時間は過ごせないと思っているからです。無理して活動的になるのはむしろマイナスなのではと思います。
友達を作ることやそれ以外にも海外生活を充実させる要素はたくさんあると思います。けれども、一人で過ごす時間、孤独なときもあって良いんです。私は海外生活を通じてより自分のペースを尊重できるようになったと思います。これからも自分のペースでワーホリを楽しんでいきます。
まとめ
海外で友達づくりに苦戦した経験は、
当時はとてもつらかったけれど——
今振り返れば、
自分と向き合うために必要な時間でもありました。
・ガツガツ行けない自分でもいい
・無理にたくさん友達を作らなくていい
・自然に心が惹かれる人を大切にすればいい
そう思えるようになったのは、
出会ってくれた人たちのおかげです。
HSP×海外。
楽しいこともあるけれど、
不安や孤独はきっと誰にでも訪れます。
それでも、
小さな勇気が、確かな出会いにつながる。
一人で過ごす夜があってもいい。
その先には、必ず誰かが待っています。
今日も少しだけ、
前に進めば大丈夫です🌿
🌱 繊細さを抱えるあなたへ
少しでも「ラクになれた」と感じてもらえたら嬉しいです。
👉 「関連記事:フィリピン留学後、オーストラリアで感じた“自由”と“孤独”」

