【HSP×福祉職】敏感さが子どもを守る ― 小さな違和感に気づけた体験談

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
福祉の現場で働いていると、子どもたちのちょっとした仕草や言葉に「ん?」と胸に引っかかる瞬間があります。誰も気づかないような小さなサインでも、なぜか私の心には強く残るんです。
私が児童自立支援施設で働いていたとき、その“違和感”がきっかけで、大きなトラブルを未然に防げたことがありました。その経験を通して「HSPの敏感さは、決して弱さではなく、人の力になれるものなんだ」と改めて実感しました。
今日はその体験談を少しご紹介したいと思います。
HSPだからこそ気づけた“違和感”
施設で生活していると、子どもと関わる時間はとても多くあります。ある日、何気ない会話の中で、私は子どもの反応に小さな違和感を覚えました。
「もしかすると、この子は自分のプライベートな行為について正しく理解できていないのではないか」――そんな予感でした。
他愛もない雑談の中でさえ、子どもの仕草や言葉から違和感を感じ取れるのはHSPの強みです。敏感な感覚が“今後起こりうる問題”を教えてくれるのです。
子どもが安心できる対話の場を持つ
違和感を覚えたからといって、いきなり厳しく指導するのは逆効果です。まずは子どもが安心して話せる環境をつくることが大切です。
私の場合は、個室で二人きりになり、普段通りの雑談から会話を始めました。そこでさりげなく尋ねてみると、やはり本人は無自覚のまま「他人から見える場所でプライベートな行為をしてしまっていた」と話してくれました。
大人が正しい知識を伝えることで、本人も初めて「これは良くないことなんだ」と理解してくれたのです。
敏感さが守りにつながった瞬間
この経験を通して「敏感さは、人を守る力になる」と強く感じました。
もし施設を退所した後に同じことをしていたら、周囲との大きなトラブルになっていたかもしれません。施設という安全な環境で気づけたことは、その子にとって大切な学びの機会になったはずです。
HSP福祉職へのメッセージ
福祉の現場は刺激が多く、HSPの人にとっては疲れやすいのも事実です。けれども、その敏感さは必ず誰かの役に立ちます。
子どもでも、高齢者でも、他の誰であっても、あなたなら小さなサインに気づくことができます。
「繊細すぎる」と悩んでいる方も、ぜひその強みを信じてみてください。
まとめ
小さな違和感に気づく力は、HSPの大きな強みです。福祉の現場ではもちろん、日常生活や他の職種でも、その力が誰かの安心につながることがあります。
「敏感さ=弱さ」ではなく「敏感さ=守る力」。
この視点を持つだけで、自分の繊細さを前向きに受け止められるようになるはずです。
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少しでも「ラクになれた」と感じてもらえたら嬉しいです。
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