【HSP×福祉職】辞めたいと感じたときの向き合い方と選択肢

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
福祉職はやりがいがある一方で、「辞めたい」と思う人が多い仕事でもあります。特にHSPの方は人の感情に敏感なぶん、ストレスを強く感じやすいのではないでしょうか。
私自身も例外ではなく、仕事を続ける中で何度も心が折れそうになりました。今回はそんな私の体験をもとに、「辞めたい」と感じたときにどう向き合えばいいのかを考えていきます。
HSP福祉職が「辞めたい」と思いやすい瞬間
私は児童自立支援施設や児童相談所で働いていましたが、辞めたいと思うような瞬間は何度もありました。仕事で辛いことがあると、HSPの私はひどく落ち込み、退職が頭をよぎっていました。
HSPが福祉職を辞めたいと思う原因
どちらの職場でも共通して、感情の受け取りすぎで心身が消耗していたことが原因だと思います。施設で不穏になり暴れる子どもの対応、心無い言葉を投げかける親への対応などが立て続けに起こることはしばしばありました。一つ一つの言動を深く受け取るHSPにとって、こうした対応が続くことの疲労は計り知れません。
過酷な現場で疲れ果てた結果、もう辞めてしまいたいという思考に到達してしまうのです。責任感の強さが故に、自分はダメだと責めることも多々ありました。長時間の残業、夜勤やシフト制による生活リズムの乱れなどによって、こうしたネガティブ思考に陥りやすくなっていたことも関係していたと思います。
「辞めたい気持ち」と向き合う工夫
福祉の仕事に限らずですが、辛いことがあれば辞めたいと思う気持ちが出てくるのは自然なことです。辞めたいと思ってしまう自分を責める必要は全くありません。誰でも感じることなので安心してくださいね。大事なのは、辞めたい気持ちと向き合ってあげることです。
どのように辞めたい気持ちと向き合えばいいのか
実際に私がやっていたのは、気持ちを紙に書き出すことです。あの対応が嫌だった、怒鳴られて凹んだ、辛いから辞めたい…。素直に書き出してみることで、思考が整理されます。書き方に正解はありません。誰かに見られるわけでもないので、自由に素直に書いてみてください。上司や同僚など信頼できる相手がいるのであれば、話を聞いてもらうのも良い方法だと思います。あとは自分を回復させるための時間を確保してあげましょう。
辛いことがあった直後は、一時的に辞めたい気持ちに頭が支配されてしまいます。そんなときこそ、自分の気持ちと向き合い、考えを整理する必要があります。私自身そうすることで冷静になることができ、勢いで仕事を辞めるようなことはありませんでした。辞めること自体は悪いことではありませんが、一時的な感情に任せて行動してしまうと後に後悔する可能性もあります。時間をかけ、思考を整理してから考えてみてください。
それでもしんどい時の選択肢
自分の気持ちを整理し考えた、それでも今の仕事は辞めたいと思う方もいらっしゃるかと思います。その場合は無理に仕事を続ける必要はありません。落ち着いてよく考えた結果その結論にたどり着いていることが、あなたにとって負荷が大きすぎることを証明しています。次の選択肢を考え始めましょう。
異動・部署変更を検討する
まずは異動や部署変更を検討しましょう。働いている職場環境によって、異動や部署変更は難しい方もいるかもしれませんが、まずはここから検討していきましょう。
僕の職場でも希望を出して異動をしていた方がいました。信頼できる上司にまずは相談してみてください。転職をせずとも、職場環境が改善されるかもしれません。
転職を考える
異動や部署変更が現実的でない場合は、転職活動を始めてみるのも良い方法です。転職活動自体には特別なことは何も必要ないですし、必ず転職しなければいけないわけではありません。転職活動を通して新たな選択肢を知ることで、不安が軽減されることも多いです。転職するかしないかは別として、自分にはどんな選択肢があるのか知ることが大切です。
私自身、公務員を辞めたときには転職活動を行っていました。どんな選択肢があるのかを知り、比較し、退職を選んだのです。転職活動のやり方が分からない方は、エージェントや実際に転職した知り合いに相談してみるのが良いと思います。繰り返しになりますが、必ずしも転職する必要はないので、気軽に始めてみてほしいです。
👉 [HSP社会福祉士の私が、福祉職を辞めて留学を決めた理由]

まとめ
辞めたいと思う気持ちは自然なことです。HSPであれば尚更です。気持ちが落ち込んでしまうことも多いでしょう。ですが自分を責める必要は全くありません。自分の気持ちを尊重し、しっかりと向き合ってあげてください。
無理をしてまで仕事を続ける必要はありません。最も大事なのは自分自身を守ることです。自分自身と向き合い、自分の声に耳を傾けてあげてくださいね。
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