【HSP×福祉職】お局的な先輩職員との関わり

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。 福祉の現場では、同僚や先輩との人間関係に悩むことが少なくありません。 HSPの私は特に、職場の雰囲気や人の言葉に敏感で、直接自分に向けられていなくても疲れてしまうことがあります。
私が働いていた児童自立支援施設にも、あるとき「お局さん的な先輩」が異動してきました。強い物言いや批判の多さに、周囲の職員は気を使い、職場の空気は一気にピリピリ…。直接ぶつからないように立ち回れた私も、やはり雰囲気に飲まれてしまい、心が消耗していきました。
お局的な先輩の登場で感じた空気の変化
私が社会人3年目になったタイミングでとある女性職員が異動してきました。この方が入ってきたことで、職場の雰囲気がガラッと変わったのです。HSPでなくても感じ取れるくらいに、大きな変化だったと思います。
とにかく物言いが強く上から目線、施設経験者のためか職員批判も多かったです。異性かつ、私の働いていた男子児童の寮の中では最も年齢が上ということもあり、職員みんなかなり気を遣っていました。
HSPの私は直接ぶつからないように立ち回ることができましたが、他の職員が衝突していたり、気を遣っている雰囲気にひどく疲弊してしまいました。
HSPだからこそ影響を受けやすい部分
HSPにとって、他人の批判を耳にすることやピリピリとした空気に身を置くことは、大きな負担になってしまいます。他の職員がぶつかっている様子を見るだけで消耗してしまいます。にも関わらず、嫌だと感じても我慢してしまう方も多いのではないでしょうか。
うまく立ち回ることでそういった状況を避けられることもあるのですが、会議等の全員出席が必要な場面ではそういうわけにはいきません。会議では意見がぶつかることが多いので、本当に苦痛な時間でした。
私が実践した関わり方
働いている以上、ある程度の刺激は仕方ありませんが、工夫次第で負担を軽くすることはできます。
私は無理に仲良くしようとせず、適度な距離感を保つことに努めました。全く話さないということではありません。むしろ仕事に必要な会話は簡潔かつ積極的に行っていくべきです。必要なコミュニケーションを怠ると、後々面倒なことになるかもしれませんからね。仕事モードで割り切りましょう。自分の中で一線引き、仕事に関係のない関わりはしませんでした。これだけでもかなり楽になったと感じましたよ。
休憩時間やプライベートで自分を回復させてあげることも忘れないでくださいね。HSPに関わらず、仕事をしている以上ストレスや疲労は溜まっていきます。自分を休ませる事も仕事のうちだと思ってくださいね。
私自身も疲れすぎない工夫をいくつか実践しています。詳しくはこちらの記事で紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
👉 [HSP福祉職が疲れすぎないための3つの工夫]

学んだこと ― HSPにとっての人間関係の工夫
敏感なHSPだからこそ、周りに巻き込まれない工夫が必要です。気を遣いすぎて、自分自身が潰れてしまっては元も子もありません。全員とうまくやる必要はないのだと、私自身経験から感じることができています。無理なく続けられる人間関係の築き方を探すことが重要だと思います。
苦手な人がいること自体は悪いことではありません。大事なのは「どう関わるか」。同じように悩んでいる方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
まとめ
仕事をしていると、苦手な先輩と関わる機会も出てくるかと思います。HSPの特性があれば、工夫して乗り越えられることもたくさんあります。
HSPの特性のせいで疲れてしまうことが多く、マイナスな面に目が向くことも多いかもしれません。そんなときには是非HSPの強みにも目を向けてあげてください。細かな感情を汲み取れるHSPだからこそ、トラブルを避け、適度な距離感を保つことができるのです。
HSPの感覚は、無理なく働くためのヒントになり得ます。自分の感覚を大事に、働きやすい環境を目指していきましょう。
🌱 繊細さを抱えるあなたへ 少しでも「ラクになれた」と感じてもらえたら嬉しいです。
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