このブログの著者について
HSP・繊細さん

【HSP×海外】初めてのフィリピン留学で感じた“しんどさ”と“学び”

takusan1216

こんにちは、HSP社会福祉士のたくやです。
これまで日本で福祉の仕事をしてきた私ですが、
「いつか海外に行ってみたい」という気持ちはずっと心のどこかにありました。

ただ、私は人の表情や空気の変化を敏感に感じ取るタイプ。
慣れない環境や集団生活には、少し不安を感じることも多いHSP気質です。
「行きたいけど、不安が勝ってしまう」
そんな気持ちを持つHSPさんにこそ伝えたい内容です。

そんな私が最初に選んだのが、フィリピンでの1ヶ月留学でした。
英語力を伸ばしたい気持ちはもちろん、
「海外の空気を一度体験してみたい」「小さく挑戦してみたい」という想いからです。

この記事では、私がフィリピン留学で感じた“しんどさ”や“学び”、
そしてHSP気質だからこそ得られた気づきをまとめました。
同じように「海外に興味はあるけれど、不安もある」という方に、
少しでもリアルなヒントをお届けできたら嬉しいです。

👉 「関連記事:HSP社会福祉士の私が、留学・ワーホリに挑戦する理由」

あわせて読みたい
【HSP×海外】HSP社会福祉士の私が、留学・ワーホリに挑戦する理由
【HSP×海外】HSP社会福祉士の私が、留学・ワーホリに挑戦する理由

初めての海外、HSPの私がフィリピンを選んだ理由

海外に挑戦したい気持ちはずっとあったのですが、福祉の仕事をしている自分には無縁だと思いこんでいました。このまま福祉の仕事をずっと続けるんだと思っていたのですが、ある日ワーホリのニュースを見て世界が広がりました。

今からでも海外に挑戦できると知り、ワクワクが止まりませんでした。そこから退職の決断、留学の準備を進めるまでは早かったです。HSS型HSPの特徴である、好奇心が強いことも関係していると思います。

多文化主義、さらには賃金も高い人気国というところで、ワーホリでオーストラリアに行くことに決めました。とても楽しみな一方、不安も大きかったです。旅行以外での初めての海外生活、英語力不足、HSPの自分が行っても大丈夫かと心配になりました。

どうしようかと英語学習やワーホリのことについて調べている中で、フィリピン留学のことを知ったのです。ワーホリ前にフィリピンで英語を勉強することは割と定番のようです。ワーホリ前に海外で生活する経験を得られる、短期集中で英語学習ができるといった点に魅力を感じ、まずは一ヶ月のフィリピン留学をすることに決めました。

👉 「関連記事:HSP・HSS型HSPとは?」

あわせて読みたい
HSP・HSS型HSPとは?
HSP・HSS型HSPとは?

フィリピンの生活で感じた“刺激”と“カルチャーショック”

フィリピンのセブ島に留学することになった私は、学校の寮で一ヶ月生活することになりました。平日は朝から夕方まで授業、土日は休みといったスケジュールです。

授業はマンツーマンとグループの二種類がありました。英語が飛び交う環境に最初は戸惑いましたが、授業はとても楽しかったです。とはいえ、夕方まで授業を終えた頃には疲れ果てていましたね。

ゆっくり一人の時間を取りたいところですが、寮は三人部屋だったのでそうはいきません。ですがルームメイトは日本人だったので、生活のことで困ることはなかったです。一人で過ごしたい時は、自習室等の落ち着く場所に行くようにしていました。

色んな国の人と関わるので刺激が多いのですが、それだけではありません。停電や断水が起こりやすい、水が日本のように綺麗ではない、お店に並んでいる商品の衛生面など、日本と違いすぎて驚きました。

私はフィリピンに来てすぐに体調を崩してしまい、脱水症状で数日入院していました。フィリピンの病院に入院する経験はもう一生ない、あって欲しくないなと思います。とにかく、あらゆるものが日本と違い、多くの刺激を受けました。

それでも前に進めた理由

フィリピンに来てすぐは体調を崩したものの、それ以降は生活に慣れていき、毎日が楽しかったです。授業ではフィリピンの先生が何でも優しく教えてくれます。英語を完璧に話さなければと思っていましたが、完璧じゃなくても話したほうが良い、間違っていても先生が教えてくれるから大丈夫だと分かりました。

フィリピン留学を終え、見違えるほど英語が話せるようになったとは正直言えません。ですが、とりあえず英語を話してみる瞬発力のようなものは確実に向上したと実感しています。

授業以外の時間には、フィリピンの色んな場所へ出かけました。観光地ということもあり、魅力的な場所は多かったです。

日本人だけでなく海外の人と一緒に出かけたり、現地の人と交流したりととにかく充実していました。卒業の日には先生たちがプレゼントをくれてすごく嬉しかったです。

👇️卒業の日に先生にもらった手紙とキーホルダー

私が見たのはごく一部だとは思いますが、フィリピンや学校で出会った海外の人たちの温かさに触れられて良かったです。

HSP気質だからこそ得られた気づき

初めてのことだらけで刺激が多く、HSPにとっては負担も大きかったですが、HSPで良かったこともたくさんあります。

英語が分からなくても、相手の表情から感情を読み取ることができました。人の優しさも人一倍感じられることができました。自分の“繊細さ”は弱点ではなく、異国の地でも通じる力なんだと思えたのです。

一ヶ月ではありますが、海外で生活したという経験は自信につながりました。自分がどんなことに負担を感じるのか、オーストラリアのワーホリでは何を気をつけるべきなのか知る機会にもなり、とにかく行ってよかったです。

まとめ:繊細でも、自分のペースで挑戦できる

フィリピン留学を終えて振り返ると、
「海外で生活すること」よりも、
「新しい環境に身を置いてみること」そのものが、
私にとっての大きな挑戦だったと感じます。

刺激が多い分、心が揺れるのは当たり前。
でも、少しずつ慣れていく中で、
「繊細さがあるからこそ見える景色」も確かにありました。

HSPだから無理、ではなく
HSPだからこそ気づける優しさや、支え合いがある。
そんな気づきをくれたのが、私にとってのフィリピン留学でした。

留学やワーホリに興味はあるけれど不安もある方へ。
焦らず、自分のペースで一歩を踏み出してみてください。
小さな挑戦が、きっとこれからの大きな自信につながります。

👉 「関連記事:HSPだけどワーホリに来てみた。1ヶ月半で感じたリアルな壁と変化」

あわせて読みたい
【HSP×海外】HSPだけどワーホリに来てみた。1ヶ月半で感じたリアルな壁と変化
【HSP×海外】HSPだけどワーホリに来てみた。1ヶ月半で感じたリアルな壁と変化
ABOUT ME
たくや
たくや
HSP社会福祉士
はじめまして。「HSP社会福祉士の旅することばたち」を運営している、たくやです。 繊細で感受性が強いけれど、どこか好奇心旺盛。 そんなHSS型HSPの自分は、大学で福祉を学び、社会福祉士の資格を取得しました。 卒業後は福祉職の公務員として、児童自立支援施設や児童相談所など、過酷な現場で4年間勤務。 そのなかで多くの子どもや家族と関わる中で、支援することの難しさ、そしてやりがいも学びました。 そんな日々のなかで、次第に「海外」「英語」への興味が高まり、思い切って退職。 現在は留学にチャレンジしながら、新しい生き方に一歩踏み出しています。
記事URLをコピーしました